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【書評】人工知能って結局何なのに分かりやすく答えてくれる本『誤解だらけの人工知能』

人工知能の動きはニュースや雑誌で日々取り上げられている。

しかし、 その報道はスゴいかヤバいの偏った内容ばかりだ。

 

僕たちは本当の人工知能とのかかわり方を理解できていない。

  • 人工知能とは結局何なのか
  • 人工知能は今後どのように活躍しているのか
  • 人工知能によってどのような働き方、生き方になるのか

この本が人工知能の誤解と可能性を明示してくれるに違いない。

 

 

本書の内容

人工知能とは良いモノなのか、悪いモノなのか、怖いモノか、怖くないモノなのかはっきりと答えられる本は少ない。

人工知能開発経験豊富な専門家田中潤さんとデータサイエンティスト松本健太郎さんが、人工知能についてのモヤモヤを解消してくれる。

 

「人工知能について分かりやすく、具体的に理解できる1冊を目指して」網羅的に本書は書かれている。

 

人工知能は人を急にクビにさせず、少しずつクビにさせていく

社会にちょっとずつ人工知能が浸透していくのは間違いないでしょう。それが突然起こるのではなくて、気づいたら「あれ?私の仕事無いじゃない」というぐらいに少しずつ浸透していく。で、クビになりました、と。そういう状況が2030年代から始まるでしょう。

出典:誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性

第3章 社会に浸透する人工知能に私たちはどのように対応するべきか?

人工知能が明日からスグには導入されるわけではない。

少しずつ、少しずつ人間の仕事がロボット、人工知能にとって代わっていく。

 

現在研究されている人工知能は、「特化型人工知能」と呼ばれている。これは囲碁や将棋などある一つの分野に特化している人工知能を意味している。

 

2030年頃には、「汎用型人工知能」が生まれてくるだろう。「汎用型人工知能」様々なことができるために人間が不必要になってくる。

その頃、僕たちはどう生きていくのだろう。

 

僕たちは人工知能の進歩に対応するしかない

結局、人工知能の進化を止めることはもうできないのですから、人間が負けるシンギュラリティに向けて個人も政府も備えるしかありません。

出典:誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性

第3章 社会に浸透する人工知能に私たちはどのように対応するべきか?

僕たちに人工知能の進化は止められない。

人工知能が発展して、仕事が奪われることはもう明らか。

仕事を奪われるという変化に個人も政府も対応していくしかない。

 

本書では以下のようにも書かれている。

「人工知能が仕事を奪うのではなくて人工知能によって労働から解放されるという発想」で考える。

お金のために働くと言っても、過労死するまで働かされて、奴隷と変わらないような状況が無くなっていくだろう。

 

企業、組織、個人、政府が人工知能に対応していかなければならない。

少しずつ人工知能の発展に向けて標準を定めなければ、時代遅れになることは言うまでもない。

 

人工知能が仕事を奪っても、生き方は奪われない

僕たちのすべてが人工知能にとって代わるわけではない。

「お金を得るための労働」から解放されるだけのことである。

 

労働から解放されることが意味しているのは、誰もが自分らしい生き方を手に入れることを意味している。

数十年後、自分らしい生き方を見つけるよりも、いまから少しずつ自分らしい生き方を見つけていこう。

 

それが僕たちがいまできる最大限のことだ。 

 

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