さとちん

さとちんライブラリー

”過去の僕を明るく、今の僕が楽しく”

誰もが同じ雲の下で生きている『おなじ世界のどこかで』

世界は想像以上に広いのに、おなじ世界のどこかに何があるのか。

僕たちが生きる世界は小さなものではない。

何で繋がり、つながりの向こうに何が存在しているのか分からない。

 

「だれもが同じ雲の下で生きている。」インターネットを手段として人と人がつながりあってると教えてくれる。

 

 

インターネットで人と人がつながる

世界中、同じ雲の下でつながっている。

ネットアイドル、アプリゲームをする少年、子供の成長を見守る母親。

日常生活のインターネットとしての側面と様々な人とのつながりを問う 

 

肯定的な面も否定的な面も楽しめるのが大人

学生が大人になるときに、社会人(大人)になるときに感じてしまう。

大人になると朝から晩まで仕事に追われ、休日も返上される。

大人の何が楽しいのだろう。いったいどうやって大人を楽しめばいいのか。

 

楓が動物園に行ったときに楓の父親に伝えられた言葉にヒントがある。

「もちろん、それだって人間の都合であり、エゴと言えるのかもしれない。どんなことにも、肯定的な面があれば、否定的な面もある。さまざまなことを知ったうえでも、うまく楽しめるのが大人なのかもしれない

出典:おなじ世界のどこかで (角川文庫) 第二話 楓

動物園では自然に存在する動物が柵に閉じ込められ、飼育されている。

 動物園は人にとっては「娯楽」という意味があり、動物にとっては「保護」や「研究」という面もある。

さらに、「教育」という動物の生態系の情報を伝える役割でもある。 

 

大人はそれぞれの役割を理解したうえで、うまく楽しんでいる。

どんな行動、発言をしても喜ばれる人もいれば、悲しむ人もいる。

完全にすべての人を幸せにすることはできない。ある一定の人を楽しまさせられる最大公約数を理解できるのが大人なんだ。

 

たった一冊分の人生で幸せなのだろうか

人生を本に例えると、 薄い軽い本になることは幸せなのだろうか。

僕なら太い厚い本になり、様々な本に引用される「良書」になりたい。

 

ソニアの息子ミックは本の好きな男の子。

彼は起業家として成功する前の幼い時に、この言葉をソニアに言った。

  「一冊の本を読み終わると、ぼくはとてもがっかりするんだ。どうして、ここには一冊分の本の内容しか入っていないのだろう」

出典:おなじ世界のどこかで (角川文庫) 第七話 ソニア

 ミックは一冊の本の中に一冊分の内容しか入ってないことに疑問を思っていた。

当たり前のことを当たり前にしなかったことがミックを起業家へ導いた。

 

「この人の人生はこれっぽっちか」と言われるのは辛い。嫌だ。

僕たちが生きている中でじぶんらしさを表現できる機会はたくさんあるはず。

 少しでもじぶんらしさを表現できる場所を求めて、日々発信を続けていこう。

 

同じ雲の下でみんなつながりあっている

同じ世界の下で、出会わなくても誰もがつながりあっている。

”There is always light behind the clouds” の言葉が最後に書かれている。

「雲の向こうには光がある」、「インターネットのクラウドの向こう側には人がいる」「壁を乗り越えるまで暗雲の中にいる」

 

さまざまな解釈ができる言葉で締めくくる感慨深さがこの本にあった。

いい人生を歩めるよう一歩ずつ進みたい。

 

さとちん