さとちん

さとちんライブラリー

”過去の僕を明るく、今の僕が楽しく”

大学生のための読書のすすめ『読書力』

 僕は声を大にして言いたい。「読書ってすごい楽しい」

でも、ニュースで大学生の読書量が減少していると聞いた。僕はとても悲しくなった。どうすれば読書をみんなに広めることができるのか。

この本を手に取り、考える。 

 

本書の内容

 著者は『声に出して読みたい日本語』などの本を刊行する斎藤考さん。

読書力や本を読むことの本質的な意味とは。著者は自己形成やコミュニケーション力の基礎づくりとしての読書を語る。

読書とは「自分をつくる、自分を鍛える、自分を広げる」素晴らしさがある。

 

 

学生は新書に手を出してみよう

 学生には新書読書をひたすら勧めている。というのは、新書は書かれている内容に比して値段が安く手軽だからだ。

 つまり、コストパフォーマンスが高い。本は総じて、込められているエネルギー量と文化的価値の高さに比して、決して高価ではない。

出典:読書力 (岩波新書) 序章 読書力とは何か

  著者は大学1,2年生には新書を読むことを勧めている。新書にはその分野の最先端の研究が数百円でコンパクトに書かれていると言う。

 

 大学1,2年生は高校を卒業したばかりで、世界を知っているようでまだ知らないことの方が多い。彼らは3,4年生で学ぶ専門科目の基礎を築く大事な時期でもある。

大学生になると、自分が研究したいと思った学問を自分で見つけなければならない。

 

 新書は興味のある分野を見つけられるヒントとなると共に、学問の入門書として最適なのである。僕もいくつか難しそうな学問を簡単に理解できた。

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本を頼りに自分を知ろう

 僕たちは自分が何をしたいか、どうやって社会に貢献できるのかを、自分だけの力で理解するのは簡単ではない。

 「自分は本当に何をしたいのか」、「自分は向上しているのか」といった問いを自分自身に迎えるのは、時に辛いことだ。自分自身が何者であるかを内側に向かって追求していくだけでは、自己を培うことは難しい。

出典:読書力 (岩波新書) Ⅰ自分をつくる-自己形成としての読書

 読書をすることで、何かの分野で優れた著者の考えを知ることができる。様々な知見を通して、自分が何者かを理解する。

つまり、ここに本の自己形成としての面白さがある。

 

 著者の本を通じての対話は、自分自身の対話につながっていく。

(読書は自分に向き合う厳しさを与えてくれる。一方で、テレビやYouTubeなどを見て、自分と向き合わずに過ごすこともできる。) 

 

 

僕たちには読書を勧める責任がある

  この国はかつて読書好きであふれていた。読書文化の伝統はある。大人たちには確信を持って読書文化を復興する責があると思う。「読書力」というコンセプトが、読書文化復興の一助になればうれしい。

出典:読書力 (岩波新書) Ⅲ 自分を広げる

 読書をすることにデメリットはない。むしろ数えきれないほどのメリットがある。

最近の学生の読書量が少ないと著者もニュースでも話題となっている。本を読むことは自分自身と向き合うつらさがあり、読書の魅力をうまく伝えきれていないと思う。

 

 僕は偶然にも読書の楽しさ、面白さに気づくことができた。「さとちんライブラリー」も読書文化を広げる一つの力になれたらいい。

 

さとちん

 

 

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