さとちん

なぜ企業はつぶれるのか『ダメになる会社-企業はなぜ転落するのか?』

 僕は大学の経営学部で経営を学んでいる。

授業では、成功体験を教える。 確かに、成功体験は結果があるから分かりやすい。

しかし、実感が湧かない。たとえ詳細に伝えられたとしても。

 

 学校では企業がつぶれる理由は教えてくれない。なぜだろう。

僕は、この本で答えを求めた。

 

 

本書の内容

 「どうして経営学では成功例ばかりを取り上げて事例研究を書くのか?」

四半世紀、著者は考え、答えを見つけた。

それは経営者にふさわしい「まともな人間」を選ぶということであった。

果たして、「まともな人間」とは一体。

 

企業の本質とは 映画「タッカー」を引き合いに

私は子供のころ、いつもエジソンとかライト兄弟とかフォードの伝記を読み、憧れていた。いつか彼らのようにというのが、みんなの夢でした。自由な企業組織を作り、そこでは誰だろうと、どこから来ようと、どの階級だろうと、好きな分野で名案を思いついたら、その発想を自由に伸ばせた。でも、私は生まれるのが遅すぎました。

出典:ダメになる会社企業はなぜ転落するのか? (ちくま新書)

第1章 託す仕組みとしての会社

 投資家は夢に投資をする。企業がその夢を明るい未来へと導く。

それが真の資本主義ではなかろうか。

そんな資本主義のもとでいい企業が育つ。

 

 企業が果たすべきものは、社会になにかいい影響を及ぼすこと。

目先の利益を考えて、他人のことを押しつぶそうとするのは資本主義ではない。

日本で希望をもって、自由に活動ができるだろうか。

 

経営者に求められるものとは

少なくとも経営者には、資本主義の精神の宿ったまともな人間を選ぶという方法である。どんなに数が少なくとも、まともな人間がゼロではない限り、この方法は有効なのだ。そして、そのために有効な具体的な手続きは、社内で時間をかけて選抜するか、あるいは社内でみつからなければ、まともな経営者のいる会社に会社ごと身売りすることであるということも既に述べた。

出典:ダメになる会社企業はなぜ転落するのか? (ちくま新書)

第7章 託されし者の責務

 著者は「経営者は資本主義の宿ったまともな人間」を選ぶことだと言う。

ここでいう資本主義は、弱肉強食の世界とは違う。真の資本主義である。

まともな人間を選ぶには、2つの方法しかないという。

中小企業の跡継ぎがいないとニュースが多く流れる中で、企業がこれから「まともな人間」をきちんと選べるのか問われる時だ。

 

 企業は誰が責任を持つのか。企業が誰を経営者を選ぶのか。

言葉では簡単だが、実際に理解している人は少ないのだろう。

 

経営者に責任を

  昨今の不祥事や偽装問題、企業の無責任な行動が気になってしまう。

どうして起こってしまうのか。どうして無くならないのだろう。

「気づかれていないから」、「習慣でやっていたから」

社会の一員として企業の問題をそんな言葉で片づけていいのだろうか。

責任を持てない経営者は、経営者ではない。

 

さとちん

 

 

 有名企業には原理・原則が存在する