さとちん

さとちんライブラリー

”不労所得と生きていく”

期待以上『また、同じ夢を見ていた』

『君の膵臓をたべたい』を越えられるか。

 住野よるさんの本が面白い。

2017年に映画化までされた『君の膵臓を食べたい』

僕はその本を読んでから住野さんの物語構成に惚れてしまった。

そんな住野さんが書いた本書。前作を越えられるか。

 この本を手に取ってみた。

 

 

本の内容

 小学生の女の子で学校に友達がいない「私」

学校ではうまく仲良くなれず、友達がいない。しかし、彼女には「友達」がいる。

尻尾の短い「ネコ」

カッコよくて素敵な女性「アバズレさん」

一人暮らしの「おばあちゃん」

自殺をしようとしていた高校生の女の子「南さん」

 彼女たちに出会うことで成長していく「私」

「人生とは、○○○○なものよね。」それが彼女の口癖だ。

しかし、彼女と出会った人たちが突如消えていく。

なぜいなくなってしまうのか。女の子が学んだものとは一体なにか。

 

 

あなたの後悔は?

「後悔してる。ずっと、後悔、しているんだ。あの時、なんで謝れなかったのかって。もう、喧嘩も出来なくなった。怒ってもらうことも出来なくなった、夜ご飯も一緒に、食べられなく、なった」

出典:また、同じ夢を見ていた p.90

 僕たちも後悔していることはある。

南さんは泣きながら女の子に教えてくれます。やり直したい過去と後悔。

女の子は必死に考え、南さんの言ったことを約束する。

この約束を機に、南さんと会えなくなる。

 

 南さんは、最後の言葉を教えてくれたのかもしれない。

後悔しないように今を忠実に生きたい。

 

 

幸せとは?

幸せとは、自分が嬉しく感じたり楽しく感じたり、大切な人を大事にしたり、自分のことを大事にしたり、そういった行動や言葉を、自分の意思で選べることです。

また、同じ夢を見ていた。あの夢を見ると、いつも思う。

出典:また、同じ夢を見ていた p.254

  女の子は授業の課題で「幸せとは?」について学校から課題を出される。

友達に聞いてみるが、納得した答えを得られない。

最後におばあちゃんがいった言葉。

この一文に、答えとしての「幸せ」が詰まっているのかもしれない。

 

 

女の子にやさしく伝える言葉

 本書を読み終わるときに、僕は心が震えた。

伏せんとストーリーが繋がりあう。

最後まで読んだ時には、はっと我に返ったような感動を味わった。

出会った人たちが女の子にやさしく伝える言葉

それは女の子の心に深く刻まれたに違いない。

 

 本を読んでいるときにぽろっと涙が出てきて、期待以上だった。

 

さとちん